今回は、ご自宅の一部をリフォームするにあたり屋根裏を確認してみたところハクビシンか何かが入ったような形跡があるので見てほしいとの調査依頼でした。

 

実際に天井裏に上がってみると、確かにハクビシンの糞は確認できましたが、お客様が「ハクビシンの巣ではないか？」と思われた藁のカタマリは、ムクドリの巣でした。

ムクドリが屋根の隙間（特に建物カド）から屋根裏に藁などを持ち込んで営巣する場合、大きな巣を作ることは珍しくありませんが、、今回もかなりの大物でした。

 

以前もムクドリの巣撤去の事例紹介で書きましたが、ムクドリやその巣にはトリサシダニというダニが高確率で寄生していて、親鳥や雛が巣立って相当時間が経過した巣にもこのダニが残っていることがあり、刺されると激しいかゆみに襲われるので、今回も重装備にて対応です。

今回もまずは空間全体に殺虫剤を空間噴霧した後、ダニ駆除用の薬剤を処理しながら少しずつ巣材を取り出し、1時間ほどの作業で巣を撤去。

ムクドリの侵入経路となっていた箇所は金属製の資材にて閉鎖し、今後再侵入できないようにしました。

今回はこのほかにももう１つ同じ規模の巣があったため、こちらも撤去し、最後に（当初ハクビシンの糞も確認された為）殺菌消毒剤の空間噴霧を実施してすべての作業を終えました。

 

 

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