今回は飲食店を経営されているお客様より、害虫駆除会社（業界大手）の担当者さんから「天井裏にゴキブリなどの害虫がいる」との指摘があり、弊社にご相談をいただきました。

天井裏の害虫の存在を指摘した業者さんは誰もが知る大手の業者さんでしたが、天井裏や屋根裏については管轄外とのことで、弊社で天井裏空間へのULV処理をご提案し、2回に分けて作業を実施しました。

作業はＵＬＶ処理専用の電動噴霧器にて実施しました↓

一見すると、これで薬剤がでているのか？と思われそうですが、この電動噴霧器は空間噴霧処理に最適な粒子直径である25ミクロン以下の均一な粒子を発生させる機械で、このサイズの均一な粒子は長時間空気中を漂うという性質に加え、ゴキブリへの付着性も高いため非常に効果的です。

しかも、圧縮空気を利用して薬液を常温のまま霧化するコールド・フォッグ方式なので、加熱による薬剤の熱分解の恐れが全くないのも素晴らしいところ。

施工対象となる場所の体積と吐出量などを計算し処理してゆくと、しっかりと薬剤が充満している様子が肉眼でも確認できます↓

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ちなみにこのサイズの粒子になると、人間が普通に口から吸いこむと肺胞まで到達してしまうこともあるため、言うまでもなく薬剤調製時・薬剤処理時は保護メガネや保護マスク、手袋などの個人防護具（ＰＰＩ）を着用して実施します。

今回は施工対象が限られていたため、短時間で終えることができましたが、薬剤処理時に卵の状態のものが後日孵化してくる可能性を考慮し、ゴキブリの孵化サイクルに合わせて1回目～2回目の作業間隔を調整し、2回に分けて作業を実施しました。

ＵＬＶ処理（濃厚少量微粒子噴霧）については、専用品ではなく類似品のような「ミスト機」と呼ばれる機械を使用する業者も存在していますが、機械自体の価格の違いもさることながら、それ以上に粒子の細かさや均一性等が大きく異なり、ミスト機については粒子径の設定次第では天井裏を濡らしてしまったり、天井裏の配線を損傷させてしまうリスクもあるため、「空間噴霧」を提案された際にはULV処理なのかそれ以外の処理なのかを必ず確認されることをお勧めします。

なお、弊社では天井裏や屋根裏は勿論、一般家庭や飲食店、学校や介護施設などの室内での作業も多数実施しており、空間噴霧や微粒子噴霧についても性能の異なる数種類の機材をお客様の状況に応じ最も効果的な施工内容となるよう使い分けて実施しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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※ 　弊社ではネズミ・ハクビシン・アライグマ・コウモリなど年間200件以上の現場の防除作業を手掛けています。

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