梅雨は明けたものの、暑さの合間に長雨があった今年。

 

茨城県かすみがうら市のお客様より、外部から野良猫が持ち込んだノミやダニに刺されていてお困りとのことで、ご相談をいただき調査に伺いました。

 

調査時点でもネコノミが確認され、さらにお客様の被害のお申出内容からノミだけでなくダニによる刺咬も見られたことから、ノミ・ダニの防除作業プランをご提案→正式にご採用いただき、後日、作業に伺いました。

 

被害の好発箇所である畳やカーテンなどは勿論、↓

 

家電の裏側の配線の近くなど埃が溜まりやすい箇所にも薬剤を処理してゆきます。

 

 

また、玄関など外部からノミ・ダニを持ち込む最初の場所に最も近い玄関付近も丹念に薬剤処理を行ないます↓

ちなみに薬剤についてはノミ・ダニ専用かつ室内での使用が認められた専用薬剤を使用しますが、ノミ・ダニは水に溶解させるタイプの薬剤を使用すると、湿気などを好む性質からかえって被害を悪化させることがあり、今回は高濃度エタノールベースの専用薬剤を選択・使用しました。

 

また、ノミやダニは風や光の到達しにくい場所を好む性質から上述のような配線の近傍等への処理が必要となることがありますが、通常の液剤で（スプレーヤーなどで）噴霧すると、エタノールの引火性により火災や爆発の恐れがあることから、弊社で所有している特殊噴霧器（CO2の気化圧で引火・爆発の危険なく高濃度エタノールを噴霧可能な超微粒子噴霧器）を使用して作業を実施しました。

 

通常、ノミやダニの駆除は3回～4回程度の回数の作業を1タームとして実施することが多いのですが、今回は作業範囲が通常のお宅の4～5倍程度であったため、作業価格調整の観点からも作業回数を2回に絞り、使用薬剤が確実に施工対象箇所に行き渡るよう処理資材を工夫したことで、2回の作業で被害を収束させることができました。

 

ノミやダニについては被害が一過性にとどまらず、一度刺されて治った箇所が「ダニに刺されたかもしれないと感じると、再度膨れてかゆくなる」いわゆる「ダニ恐怖症」として再度現れることも少なくないため、被害範囲が限定されているうちに早期に確実な施工を行なうことが重要と言えます。

 

時折、市販のダニ捕獲を目的としたマットや燻蒸剤の有効性を尋ねられることがありますが、我々が日々お受けしているご相談は大半が市販品を試した末に奏功しなかったお客様からお受けしているものであることから、市販品のみでの対応で駆除することは困難であると言えます。

 

また、ダニに効果的であるかのような宣伝文句を売りにする掃除機なども販売されているようですが、吸引力の強い掃除機などはその強い吸引力ゆえに、布団の内部に繊維に絡みつく形でダニの死骸を残してしまうことがあり、ダニの死骸はアレルゲンともなり得るため、これらの家電の使用も手放しでお勧めできるものではないというのが現状です。

 

ノミ・ダニの被害を感じたら、被害状況が悪化しないうちにまずは弊社のような害虫・害獣駆除の専門業者までご相談ください。

 

 

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