厳寒期になり獣の侵入案件の相談がグッと増えてきましたが、今回は守谷市の戸建住宅にお住いの方からご相談があり現地調査に伺いました。

 

天井裏で何者かが歩く音と天井のシミ↓に気づかれたのがお問い合わせのきっかけでした。

 

実際に天井裏を確認すると、シミの真上の部分にはハクビシンのものと思われる溜め糞が確認されました↓

 

夕方でしたが建物外周を確認すると、縦樋に登り降りした際についたと思われるハクビシンの足跡を確認↓

 

すぐに防除作業の正式なご依頼をいただき、建物外周を確認すると瓦と軒天の間に隙間を発見。

 

周囲が黒く汚れていることから頻繁に出入りしている様子を確認↓

非常に狭く作業しづらい場所でしたが、安全に留意しながら仮閉鎖を作成し、天井裏に害獣用の忌避剤を処理し追出しをかけました↓

 

追出しが功を奏し、2回目訪問時の時点でその後の再侵入はないようでしたのでいったん仮閉鎖→完全閉鎖。

 

建物内からはいなくなりましたが、屋根の上にも大量の溜め糞があり、頻繁に行き来している様子でした↓

↑銀杏など種子が混じっているのがハクビシンの糞の特徴ですね。

 

今回のお宅は築年数がある程度経過しており、頻繁に家の周りを行き来されている間に破壊侵入等される心配もあるため、追出しだけでなく捕獲も併用して対処することになりました。

 

弊社ではわな猟の狩猟免許保持者が2名おりますので、守谷市に有害鳥獣の捕獲許可申請→速やかに許可がおりましたので、箱わなを設置し捕獲も同時進行で進めてゆくことになりました。

 

捕獲と併せて、次回3回目の作業では天井裏のハクビシンの糞を回収・天井裏清掃を実施し、天井裏の殺菌消毒を実施する予定です。

 

寒くなると（特に築年数が経過したお宅では）何らかの獣が歩いていてもしばらく様子を見るという方が少なくありませんが、ハクビシンやアライグマは大量の糞をし、それらの糞にはアライグマ回虫などの寄生虫がおり感染症の原因になったり、これらの獣に寄生しているダニに住人の方が刺されるといった被害も頻発するため、獣の生息が疑われる音や気配を感じたら、まずは専門業者に相談されることをお勧めします。

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