当初、「天井裏で何か小動物が動く音がする」とのことでお問い合わせいただいたお客様宅ですが、現調の結果、糞や足跡などから音の正体はネズミであることが判明。

 

しかし、天井裏を観察するとそこには大量の藁が積まれていました↓

お客様は「誰かが運び込んだものかもしれない・・・」と仰っていましたが、典型的なムクドリの巣と考え、中を観察すると孵らなかった無精卵の残骸（中は空っぽ）が残されており、やはり読み通りムクドリの巣でした↓

時期は２月ということで繁殖期を過ぎていましたが、親鳥も卵からかえった雛もいない状態の巣であることを確認の上、巣の撤去を実施することにしました。

 

ちなみにムクドリやムクドリの巣には非常に高い確率で「トリサシダニ」というダニが寄生しており、刺されると猛烈に痒い思いをします。

 

繁殖に使用中の巣はもちろん、繁殖期が終わって数か月経過した巣にこのダニが大量に残っていることも多いため、まずダニの駆除剤を噴霧しながら巣を少しずつ撤去してゆきます。

 

また、ダニの死骸はアレルゲンともなり得るので養生をし、天井裏から室内に落とさないよう慎重に作業してゆきます。

 

数時間に及ぶ作業の結果、軽トラックにギリギリ搭載可能な量の大量の巣材を撤去できました↓

 

そして、最後にムクドリの侵入経路となっていた屋根裏の隙間を埋めてすべての作業を完了しました。

 

 

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