毎年秋になると、落ち葉の下に生息する昆虫を捕食するムカデが出現し、悩まされるという方は少なくありません。

 

今回は数年間にわたり、薬剤処理によるムカデ防除作業をさせていただいている施設での作業です。

 

外部からの侵入を防ぐ忌避性と一定期間以上効果が持続する残効性を併せもつ薬剤を建物外周部に処理してゆきます。

 

自動ドアなどは隙間ができやすく、侵入リスクが高いエリアのため念入りに処理します↓

 

 

出入口がない箇所でも配管などを伝って壁を登り、窓のサッシなどの隙間から入ることがあるため、念入りに処理します↓

 

 

さらにムカデの餌となる小さな昆虫が生息しやすい、こうした石垣部分の隙間↓にも薬剤を処理してゆきます。

 

このようにして今回も広大な施設全体の外周部に薬剤（液剤・粒剤）を処理しました。

この施設は構造的に「ムカデ返し」のような物理的対策を取ることが難しく、仮に構造的な問題が解決できても面積の広大さゆえに予算的な都合で物理的対策は難しいため、今回のような薬剤処理による対策を実施し、半年に一度の作業を行ない始めてからもう4年以上が経過しましたが、定期的な作業の効果もあり最近ではムカデの目撃は無くなったとのこと。

 

ムカデそのものに効果のある薬剤はまだまだ少ないのが現状ですが、今回の事例のように「ムカデの餌となる昆虫を徹底的に駆除する」ことによりムカデのいない環境を作り出すことは可能です。薬剤も薬剤耐性をもつムカデに対して直接作用する薬剤を処理する場合よりも、環境や人体に優しい薬剤を選択することが可能なので、ご好評いただいています。

 

弊社ではムカデ対策としてSCキーパーのような物理的対策をご提案していますが、状況やご予算に合わせて薬剤を使用した工法もご提案可能ですので、ムカデに悩まされているという方はお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

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