今回は公園内にスズメバチの巣があるため、速やかに駆除（除去）して欲しいとの要請があり現場に急行しました。

 

現場を確認すると確かに茂みの中に巣があり、ちょうど大人の目の高さほどの場所にバレーボール大の巣が確認できました↓

 

 

比較的作業しやすい高さに巣があるものの、出入口にアクセスするには周りの枝葉を取り除きながら行なう必要があるため、防護服を着用して煙幕を利用して接近戦で巣の中の成虫を仮死状態にします↓

 

薬剤での作業に比べ、煙幕を使用すると巣の中から外部へ飛び出す個体数を少なく（ほぼゼロに）できるため、防護服を着用しなければならない（暑い）というデメリットはあるものの、やはり格段に安全に作業できます。

 

巣を撤去したあとは、巣の外に出ていて戻ってきた戻り蜂を薬剤で駆除してゆきます。

 

枝が絡み合うつつじの茂みの中に作られていた巣であったため、亀裂が入ってしまいましたが、球形のシーズン後期の大きな巣でした。

 

 

中を見ると沢山の成虫・幼虫が確認でき、これを気づかずにしばらく放置していたら・・・と思うとゾッとする生息数でした。

 

作業後はスズメバチの巣も戻り蜂もなくなり、すっかり安全な状態に戻りました↓

これからの時期はこうした茂みの中に大きなハチの巣が形成されていることがあり、ハチ自体の攻撃性も増してくるため、木や茂みの近くを歩く際には不用意に近づいたりして巣を刺激しないよう注意が必要と言えるでしょう。

 

また、ホームセンターなどでスプレーが売っているからと、果敢に自己流での駆除をしようとする方がいますが、毎年それでかなりの数の方が救急搬送されているということを考えると、我々プロでも防護服を着用して駆除をするこの時期に、素人の方が不用意にハチの巣に近づくことは絶対にお勧めできません。

 

 

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