今回は茨城県守谷市のお客様よりコウモリに関するご相談をいただき、現地調査・御見積を経て正式なご依頼をいただき、作業に向かいました。

当初（現調時点で）はベランダ上に糞が多数確認されており、他の箇所についても侵入可能な隙間があったため、追出しと侵入経路閉鎖を併せたプランを提案させていただきました。

ベランダ上、特に定番スポットの螻羽などの周囲に糞が落ちていました↓

コウモリの糞については、形状や黒い色などからネズミなどと間違えられることが少なくありませんが、胃内容物等の影響で明らかな違いがあるため、今回も見た瞬間にコウモリであることが確認できました。

螻羽（けらば）の隙間についてはいつものように、ダニ駆除剤→忌避剤を処理し、追出し後、侵入経路を閉鎖してゆきます↓

さらに、壁面の換気口についても、内部にメッシュが入っておらず、外部から侵入可能であったため、今後の侵入を防止する観点からも閉鎖することとし、２F壁面については内部から本体を外し、、↓

一番奥は直接目視できない角度のため、、↓

ファイバースコープを使用し、画面を見ながらきちんと止まっているかを確認↓

ディスプレイで目視不可な箇所も全て確認し、無事に閉鎖することができました。

ちなみにこちらのお宅では、作業数日前から糞の多い箇所がベランダ上→１F玄関上部に移動しており、ベランダ周辺をチェックすると複数の隙間が確認できました。こちらからも7匹のコウモリを追い出し、全ての個体が出たことを確認後、侵入経路を閉鎖しました↓

ちなみに↑の中の ある場所に最も頻繁に使用している隙間があり、これがコウモリ案件の中では比較的マニアックな場所であったため、的確に発生箇所を特定でき、場数をこなしていて良かったと安堵しました。

ちなみに被害箇所がベランダ上部の屋根部分の隙間から玄関上に移動した原因ですが、お客様ご自身が屋根近辺に設置された忌避剤による影響が最も可能性として高いようでした。

では、市販の忌避剤が効いたのか？というと屋根付近にも多数の個体がいたことを考えると、嫌がらせ程度にはなっても根本的な解決には至らず、今回のように被害箇所が複数に分かれる要因となってしまうこともあり、やはりコウモリに対する市販品でのDIY対策には限界があると言わざるを得ません。

市販品の対策グッズは、実際に困って被害を受けている方向けであることや、大量に同時期に売れるものでもないことから決して安価ではなく、一般家庭での使用を想定し安全性に最大限配慮されていることから効果は限定的で、コスパとしては微妙なため、コウモリの被害を認識した場合には無理をせず早期に弊社のような専門業者にご相談いただくのが、トータルコストを抑える上でもお勧めです。

なお、足場や高所作業車での作業の印象が強いコウモリ防除作業ですが、今回は被害発生箇所や立地条件に恵まれ、足場も高所作業車も使用せず作業可能であったため、作業費用を最小限に抑えることができました。

　
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