今回は先日の調査にてアライグマ防除作業をご依頼いただいたお客様宅に作業に伺いました。

 

外周部からの侵入箇所を探索すると同時に屋根上の状況を確認すると・・・やはり目をつけていた箇所に多数の足跡が確認できます↓

 

 

屋根上にもアライグマの足跡が多数確認され、サイズから幼獣と成獣の両方が確認できます↓

 

室内とくにＷＣの上の部分での生息音が激しく、糞尿被害も多いのか・・天井が変形してしまっています↓

外周部で確認できた侵入可能箇所の中から↓のような主に使用していると思われる箇所を絞り込み・・

 

 

内部からは脱出可能かつ外部からの再侵入が困難な仮閉鎖を作成し（詳細はお見せできないため掲載しません）、自治体からの捕獲許可がおりた後に、天井裏に捕獲用のトラップを設置しました。

 

 

すると、翌日から連日トラップへの捕獲が確認され↓

計5頭を捕獲。

 

生息確認用の撒き餌に変化がないことや生息音がしなくなったことなどから、

 

天井裏の開口部の増設を行ない↓

天井裏の糞の除去・荒らされた断熱材の撤去・清掃・消毒等を実施し全ての作業を終了しました。

 

春～夏にかけてはアライグマの繁殖時期となるため、状況にもよりますが、成獣は勿論、中に幼獣などを残さないよう駆除に際しては細心の注意を払い作業プランを作成し、今回のように忌避剤による処理だけでなく捕獲作業を併用した作業を実施します。

 

わなの設置に際しては、プロの駆除業者であっても狩猟免許（わな猟）の資格を保有していることが必要であり、かつ資格を持っているだけでなく事前に管轄の自治体の許可を取得することが必要ですが、実際にはこうした許可を得ずに作業を実施している業者が少なくないのが現状です。

 

アライグマやハクビシン等の獣を取り扱う作業においては一定程度の危険が伴うため、万一作業中に事故が起きた際に備え、自治体にきちんと届け出をしておくこと、損害保険に加入しておくことは「お客様を不測の事態から守る」という意味でも、作業に当たる従業員を様々な危険から守るという意味でも非常に重要であるため、弊社においては捕獲作業を伴う場合には事前の自治体からの許可の事前取得を当然に実施しています。

 

無許可で作業を実施する代わりに安価に対応できるということを売りにする業者もいますが、害獣防除作業を依頼する際には、「法律を守ることやお客様を様々な危険から保護する点で本当に安心を提供してくれる業者かどうか？」という観点を含めた業者選びをしていただくことが重要と言えます。

 

天井裏で獣の音や声がするという場合には、まずお気軽にご相談ください。

 

 

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