例年、春になるとアシナガバチやスズメバチのご相談にまじって、ミツバチのご相談をいただきますが、早期のミツバチ案件のご相談の大半は蜂が分蜂のために固まっているだけで、数日（早ければ数分）すると嘘のように蜂がいなくなってしまうのですが・・・

今回は数日前からすごい数のハチが出入りしている・・ということで、お客様の感覚では「ミツバチではない他の種類のハチ」とのことでしたが、形態的な特徴や数などから「ミツバチ」を想定して伺うと・・・

 

やはり天井裏にありました↓

 

屋根の切妻部分にある妻飾り部分の飾り格子の隙間から天井裏に侵入し、そこで営巣している状況。。。

 

もう少し拡大してみると・・・↓

かなり大きな巣であることが分かります。。

ミツバチの場合、事前にわかっていれば無償で引き取っていただける先も探せるのですが、今回はお家の方が部分的に殺虫剤をかけてしまっており、屋根裏にはハチの死骸も多数確認されていたため、残りの巣と成虫を処理してしまわなければならない状況でした。

 

さらに、この隙間から出入りしていたのはハチだけでなかったようで・・・↓

ムクドリの巨大な巣が確認され、こちらも放置しておくと室内にトリサシダニによる被害が及ぶ可能性があるため、お客様希望でハチの巣と併せて同時に撤去することとなりました。

今回はミツバチに刺されるリスクだけでなく、大量のトリサシダニに刺される可能性が高いため、化学防護服を着用して作業にあたります↓

 

ミツバチについては私（中山英一）個人的には、アシナガバチやスズメバチよりも「難敵」としており、成虫を薬剤で処理し撤去にかかった瞬間からおびただしい量の「蜜」に悩まされるので、あまり好きな対象ではありません。。。

 

この2年コロナ禍で「密を避けなさい」と言われてきましたが、、まさかここでも「蜜」に悩まされるとは・・・。

6月とは言え、気温はほぼ夏のため、天井裏で防護服を着用しての作業は過酷を極めますが、無事に全ての巣を撤去↓

 

撤去した巣は蜜を含め10㎏を優に超えていて・・・殺虫剤がかかっていなければ・・・
と微妙な気持ちになるのでした。。。

 

 

ミツバチの巣の撤去後は、そのままムクドリの巣の撤去を行ない、こちらも９０L のゴミ袋3袋分の巣材が撤去されました↓

 

このあと、天井裏を掃除機で清掃し、殺菌消毒剤で消毒し、全ての作業を終了しました。

 

ミツバチについては攻撃的なハチではないため、見過ごされがちですが、家屋内で繁殖するとやはり厄介な存在であることには変わりなく、蜜や死骸による家屋の汚損などに繋がる場合があるため、気になった場合はやはり弊社のような害虫・害獣駆除の専門業者にご相談いただくのが得策と言えます。

 

今回のお客様のように、自己流の対策で殺虫剤を処理してしまったりすると、対応可能な選択肢が限られますが、ミツバチについては手つかずの場合は無償での引き取りなど別の選択肢をご提案できる場合もありますので、自己流の対策を実施する前にまずはお気軽にご相談ください。

 

 

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