今回は茨城県守谷市の戸建住宅にお住いの方から、天井裏に何か生き物がいるとのことで現地調査依頼があり、伺いました。

 

天井裏から音がすると被害申し出のあった箇所に向かうと母屋とは別に後から作られたお手洗いの天井裏部分でしたが、確かに天井裏で動物が動く（天井の板と毛が擦れる）音や足音が確認されました↓

 

屋内側から天井裏がスリガラス越しに見える箇所がありましたが、中で断熱材が荒らされている様子が確認できます↓

 

さらに押入と天井を隔てる一部は天井裏から破られ、お客様がDIYで簡易的に塞いである状態でした。

また、トイレの天井には糞尿によると思われるシミも確認され↓

 

 

建物の外周部を確認すると、屋根の一部が外部から破壊され、そこから侵入されている様子が確認でき、瓦の表面にはアライグマによると思われる爪の跡も確認できました↓

天井裏での糞尿被害にとどまらず、室内側へのアライグマの侵入も懸念される状況であったため、捕獲と忌避剤による追出しを併用するプランをご提案、正式な作業依頼をいただき、早速作業に取り掛かりました。

 

春時期のアライグマの案件は、子供が生まれてしまっている厄介な案件が多く、今回も天井裏で子供が生まれている状態で親が全ての幼獣を外に出すまでかなりの時間を要することが予想されましたが、風向きや位置関係などを考慮して忌避剤を選択・処理し、

 

外部からの再侵入を防ぎつつ、内部からアライグマを追い出すことができるよう、仮閉鎖箇所を作成し↓

※　仮閉鎖の詳細については写真にて開示することができないため画像処理しています。

 

 

複数回にわたる忌避剤の処理が奏功し、無事に全ての個体が出たことを確認後、天井裏の糞除去・清掃・消毒を実施し、全ての作業を完了しました。

今回の案件は天井裏に獣が侵入しているという状況に気づきながら、お客様事情でかなり時間が経過してからご相談いただいたため、室内側から見る限り（使用されていた建材との相性もあり）それほどの被害ではないように見えますが、天井裏には実際にかなりの量の糞が堆積している状況でした。

アライグマやハクビシンは回虫症をはじめ様々な病原体を保有し、寄生するノミやダニが各種感染症を媒介する恐れもあり、一般的に駆除にかかる費用は被害状況と比例する傾向にあるため、建物の天井裏から異音がした場合には「様子を見る」などの対応を取るのではなく、なるべく早期にまず弊社のような害虫・害獣駆除の専門業者にご相談いただくことをお勧めします。

 

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