数年前にアライグマ防除作業をさせていただいた、茨城県つくば市のお客様よりお電話をいただき、初夏とはいえアライグマが繁殖期を迎える春時期であったため破壊侵入されたかと心配しましたが、今回はアライグマではなく「ノミ」についてのご相談でした。

 

納屋の中で野良猫が子育てをしており、猫は居なくなったものの、納屋に物を取りに行くと虫に刺されるので皮膚科を受診したところノミによる被害と判明したとのことでした。

 

こちら↓が野良猫が子育てをしていた納屋です。

 

猫にとっては雨風の心配もなく子育てをするのによい環境だったようですが、今回のように野良猫には「ネコノミ」が寄生しており、飼い猫の場合は動物病院で予防薬をもらっていることが多く あまり問題にはなりませんが、野良猫が子育てをしていた場所や自然死した場所などでは残されたネコノミが人や他の動物を加害することがあり、この時期は毎年ネコノミの被害のご相談を受けます。

 

当日も現場を案内してくださったお客様の白系のズボンの裾にノミが飛びつく様子が肉眼で確認できました。

※　写真はズボンに付着したノミをテープで捕獲したもの。

 

小さな生き物ですが、刺されると非常に強いかゆみを伴い、ネコノミという名前にもかかわらず人や犬やネズミなども刺すため厄介な相手です。

 

今回は生息域がかなり広い様子でしたので、処理する場所により薬剤の種類も3種類に分けて噴霧しました。

 

なお、作業に際しては安全性の確認された薬剤を使用しますが、ノミからの被害を防止する観点と薬剤への曝露を防ぐ観点から、マスクやゴーグルなどを着用して実施します↓

 

薬剤は即効性と残効性を併せ持つ薬剤を選択し、作業は30分ほどで終了しました。

 

ノミについては大半のご相談が「ネコノミ」についてですが、最近ではDIYで（自分で）駆除しようとインターネットで方法を調べたり、ホームセンター等で薬剤を購入して自分での駆除を試みる方がいらっしゃいますが、

 

的確に生息数の多い箇所に適量の薬剤を処理できなければ、服や靴にノミを付着させた状態で歩き回った結果かえってノミの生息域を拡げてしまったり、薬剤（特に粉末）が風などで飛散し、それが洗濯物に付着したりしてご近所トラブルの原因となることも少なくないので、ノミがいるかもしれない　あるいは　ノミに刺されたかもしれないと感じたらまずは専門家に相談されることをお勧めします。

 

 

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※ 　弊社ではネズミだけで年間140～150件の施工を行なっており、アライグマやハクビシン、

　シロアリなど他の種目を含めると200件以上の現場の防除作業を手掛けています。

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