名前にはそれぞれ それを付けた人の思いが込められています。人の名前も会社の名前も同じだと思います。「もしもし、はあとあんどそーる？さん？ですか？」言い間違えたかと不安そうな電話の声。二度繰り返して言われることも。

害獣の家屋への侵入に困り、市役所に相談し、ペストコントロール協会を案内され、そして弊社を紹介されて。言いづらくてすみませんねと思いつつも、「はい、ハート・アンド・ソールです」とゆっくり、はっきりお応えします。そしてお訪ねしたお客様宅の電話機横に置かれた大きなメモ用紙に２つのカタカナ名と電話番号が並んでいるのを見ると、「書き留めるの大変でしたね。でも私には思い入れある名前なんですよ」と思います。

私は何のとりえもない、人から何か頼まれると嫌と言えないただのお人好しですが、これだけは誰にも譲れない、中学時代の恩師に教わった好きな言葉、「至誠にもとることなく歩むこと」、いつも誠実でありたいと思っています。
２００５年に法人化するにあたり、この仕事を続けていくうえでの姿勢を、この思いを社名にできないかと考え、古い英和辞典から『至誠』：Heart and Soul　を見つけ出した時はうれしくてたまりませんでした。「ハート・アンド・ソール」という名前には私なりのこだわりがあります。

お客様から「お宅に頼んで良かった」との言葉をいただく時は無上の喜びであり、これからも信頼され続けることを願いつつの仕事に取り組んで、お客様の安心に貢献できれば幸いに思います。