コウモリ防除作業のシーズンも最終部分に入ってきた今日この頃ですが、今回は別の業者さんで非常に高額な見積が出てきて困惑されたお客様からのご相談でした。

 

予算的に実施は厳しい・・とお考えのようでしたが、最近はコウモリ防除作業については必要がない場合にも全周足場を組む前提での見積を提示する業者が少なくなく、今回のお客様も弊社が3社目でしたが、最初の2社は足場架設をする前提での見積であったため、50万円を優に超える見積の提示を受けておられました。

確かに中には足場を組まなければならない案件もありますが、今回は立地条件的に高所作業車での作業も可能な条件がそろっていたため、高所作業車を使用した作業プランで当初2社とは比較にならないほど割安な価格で作業可能となり、正式なご依頼をいただき作業させていただくことになりました。

 

まずは閉鎖箇所の見落としがないよう、外周部の隙間を高所作業車を利用して全てくまなくチェックしてゆきます↓

 

 

 

今回は軒天と外壁の隙間が主な出入り箇所となっていました↓（出入りが激しい箇所は黒く汚れがつきます）

 

 

中には隙間から半ば身を乗り出した状態でカラカラに乾燥して（かなり前に）自然死したと思われる個体も確認されました↓

 

 

コウモリについてはコロナウイルスをはじめ様々なウイルスや細菌、ダニやノミなどが付着していることが多いため、ダニ駆除剤と殺菌消毒剤の処理を実施してから、死骸などについても取り除き、内部に生きた個体を残さないよう忌避剤を処理し、侵入経路の閉鎖作業に移ってゆきます。

 

 

高所作業車を使用した作業で軒天と外壁の境目以外にも考えられる（コウモリの）好発箇所を全て塞いでゆきます↓

※ 画像を一部編集しています。

 

こちらのお宅は隙間の広さと、閉鎖用資材とのサイズの相性が良かったこともあり、実質4hほどで全ての作業を終了することができました。

 

なお、最近では今回の事例のように工夫すれば他の選択肢があるにもかかわらず、全周足場の架設を前提とした見積の提示がなされるケースが散見されます。

特に他県（東京や神奈川など）の業者がこうした見積を提示し高額（50～100万円超など）な契約を迫るケースが増えてきています。

 

弊社では可能な限り高所作業車や一面足場などを活用した低価格な作業プランを優先的にご提案し、これらで対応不可能なケースのみ全周足場を活用したプランをご提案しています。

 

コウモリ防除作業については、作業自体がかなり特殊であり専門業者が少ないだけでなく、お客様と業者の情報格差もあり、必要以上に高額なプランで契約してしまう方が少なくありませんが、まずは弊社のような地元の専門業者に相談されることをお勧めします。

 

 

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